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上海外為市場=人民元、6カ月ぶり安値近辺 景気失速を懸念

[香港 25日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで6カ月ぶりの安値付近に下落。新型コロナウイルス後の中国の景気回復が失速しているとの懸念が根強い。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前に人民元の基準値(中間値)を1ドル=7.0529元に設定。前日基準値(7.056元)より元高だったが、ほぼ市場の予想通りだった。

メイバンクのアナリストによると、投資家はこの日の基準値設定について、人民銀行が一段の元安を容認するシグナルであり、「過度に荒い値動きにならない限り(人民銀行は)元相場を市場原理に委ねる」とみている。

スポット市場の人民元は1ドル=7.0680元で取引を開始。中盤のレートは7.0724元と、前日終値比で119ポイントの元安。基準値を0.28%下回っている。

バンク・オブ・アメリカのアナリストは今週公表されたリポートで「政策当局と外国人投資家は自律的な景気回復のシグナルが強まるか見極めている」と指摘。第2・四半期の元相場の予想を6.8元から7.0元に修正した。

オフショア人民元は1ドル=7.0843元。オンショア人民元を0.17%下回っている。

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