May 17, 2019 / 6:25 AM / in 3 months

上海外為市場=下落、米中摩擦激化の兆候で節目の6.9元突破

[上海 17日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで下落。米中貿易摩擦激化の兆しがみられる中、心理的に重要な1ドル=6.9元を下抜け、約5カ月ぶりの安値を付けた。

人民元は5週連続で下落する見通し。トランプ米大統領が5日に2000億ドル相当の中国製品への関税引き上げを表明して以降すでに約2.5%下落している。

市場では、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米政府の取引規制を受けて地合いがさらに悪化している。

トレーダーやアナリストによると、多くの法人顧客はオプション行使価格を1ドル=6.9元付近に設定しており、この水準の突破で元安は一気に7元まで進む可能性がある。

人民元は年初来の上昇分をすべて消す展開となっており、市場では当局が1ドル=7元突破を容認するかどうかが注目されている。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.8859元に設定。昨年12月27日以来の元安水準。前営業日基準値(6.8688元)と比べて171ポイント(0.25%)の元安だった。

国内スポット市場の人民元は1ドル=6.9000元で始まった後、一時6.9099元まで下落。昨年12月24日以来の安値を付けた。

中盤時点では6.9068元と前営業日終値比228ポイント、基準値比0.30%の元安。

中盤の水準で引けた場合、週間では1.3%安となり、2018年7月以来の大幅な下落率。

ただ当局は元の一段安を阻止するため、1ドル=6.9元の水準を防衛するとみられており、6.9元台で下値を模索する動きは限定的となっている。

ある中国系銀行のトレーダーは「投資家は中銀が今にも介入するとみており、あえて積極的なドル買いはしない」と指摘した。

またDBSの外国為替ストラテジスト、フィリップ・ウィー氏は、6月下旬の20カ国・地域(G20)首脳会議の際に行われる可能性のある米中首脳会談まで、人民元の下げは1ドル=7元にとどまるだろうとの見方を示した。

オフショア人民元は午前の取引で1ドル=6.9420元まで下落。昨年11月の米中首脳会談以降の上昇分をすべて消した。中盤時点では6.94元。

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