[東京 8日 ロイター] グリー3632.Tは8日、ディー・エヌ・エー2432.Tの釣りゲームが自社のゲームの著作権を侵害しているとして、ディー・エヌ・エーに損害賠償と配信差し止めを求めていた問題で、知的財産高等裁判所がグリーの訴えを退けたと発表した。グリーは同日、この判決を不服とし、直ちに最高裁判所に上告するとしている。
グリーは、ディー・エヌ・エーのゲーム「釣りゲータウン2」が、グリーのゲーム「釣り★スタ」の著作権を侵害しているとして、ディー・エヌ・エーを提訴した。今年2月の一審判決では、東京地裁がディー・エヌ・エー側に対して2億3460万円の損害賠償の支払いと「釣りゲータウン2」の配信差し止めを言い渡したが、両社が内容を不服として控訴していた。
今回、グリーは一審判決の勝訴部分が取り消され、同社の請求も棄却された。
(ロイターニュース 杉山健太郎;編集 吉瀬邦彦)
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