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インタビュー:クラウド強化、北米を世界展開の足がかりに=NTT社長

[東京 28日 ロイター] NTTグループを統括する持ち株会社NTT9432.Tの鵜浦博夫社長は28日、ロイターとのインタビューで、強化するクラウドビジネスで最先端にある北米での成功が「ブランド価値や信頼の向上につながり、海外展開に役立つ」と述べ、通信キャリアとしての強みやグループ力を活かしながら、M&A(企業の合併・買収)や業務提携による事業拡大も進める考えを示した。

鵜浦社長は、北米市場について、「一番競争が激しい。関連するベンチャーが多く、ユーザーも先進的。サポートする技術も生まれている」と指摘。NTTデータ9613.T、NTTコミュニケーションズ、ディメンション・データなどグループ各社と連携し、「総合的にサポートできるクラウドを提供していきたい」と語った。

NTTは現地での知名度を高めるため、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、ディメンション・データ3社によるサービスのブランド名を今夏にも統一する方針を打ち出している。北米での展開はこれまで3社が主体で取り組んできたが、最近はNTTドコモ9437.Tも加わっており、鵜浦社長は「当然クラウドビジネスにはモバイルソリューションが重要であり、実質的に4社でやっていく」と語った。

鵜浦社長はまた、ユーザー企業のあらゆる要望に応えられるよう品ぞろえの「奥行きをもっと広げる」ため、社長就任会見時に例として挙げたセキュリティ分野だけではなく、ネットワークの効率化などにつながる技術関連、ベンチャーなど、あらゆる企業が買収や提携の対象になりうると話した。

米マイクロソフトMSFT.Oが25日に法人向けソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を運営する米新興企業ヤマーを買収したことにも言及し、「SNSとモバイルをどう結び付けるかなどアイデアも出していける」と指摘。NTTコミュニケーションズが手がける「データセンターやネットワークをユーザーに向けてどう組み合わせるか、ユーザーにとって『見える化』できるようなエンド・トゥ・エンドのサービスをどう提供できるか」など通信キャリアの強みを活かして勝負していくと語った。

グループの事業会社がそれぞれ進めるM&Aについては、「クラウドビジネスの変化を読みながら意識していく時に必要不可欠かどうか。シナジー(相乗効果)を生んで成長・発展させられるかどうか」などを投資判断の基準にするといい、「NTTデータの買収案件がNTTコミュニケーションズ、NTTドコモにとってプラスかどうか」も見極めるとしている。

(ロイターニュース 村井令二、白木真紀、斉藤真理)

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