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三井化学、営業益目標1000億円は15年度達成目指す=社長

[東京 14日 ロイター] 三井化学4183.Tの田中稔一社長は14日、2013年度を最終年度とする中期経営計画で掲げた連結営業利益1000億円の目標について、経営環境の悪化などにより「13年度の達成は厳しい」との見方を明らかにした。

ただ、1000億円の旗は降ろさず、経営資源を成長分野に集中させることで「2015年度には目標を達成したい」と述べた。収益拡大の遅れを受け、11─13年度の3年間の投資計画は従来の2200億円から1500億円に下方修正した。

田中社長は会見で、「来年の営業利益1000億円は厳しいが、時期はずれても旗は降ろさない。どうしても営業利益1000億円は目指さないといけない」と語った。その上で、高機能触媒などの高付加価値ポリマー群、ヘルスケアや農薬などの高機能製品群、フェノールチェーン製品群の3分野に重点投資することで、2015年度には営業利益目標を達成したいとの意向を示した。

既存の中期経営計画では、13年度までの3年間で戦略的M&A(合併・買収)投資に1000億円、その他の成長投資に1200億円を振り向ける計画だったが、それぞれ750億円に引き下げる。全体では700億円の減額となる。

田中社長は「景気変動の影響を受け難い事業ポートフォリオへの変革を進めている間に(世界の景気減速による)大波を食らった。中計で掲げた基本戦略のスピードを上げる必要がある」と述べ、今後は3つの重点強化分野に成長投資の8割以上を投入していく方針を示した。

<日中問題の影響は限定的>

一方、日中関係悪化の影響については「中国の大型事業やプロジェクトは、現地の(石油化学最大手である)中国石油化工(シノペック)0386.HKと合弁で進めているため、影響は限定的。あまり心配はしていない」と述べた。日本の自動車メーカー向けビジネスは影響が予想されるが、自動車各社の減産影響は下期の予想に織り込み済みと説明した。

また、米国で開発が活発化しているシェールガスについては「海外の会社からいろいろな誘いがあり、シェールガスを使うビジネスについて検討している」と述べた。「米国はカントリーリスクが小さく、巨大なマーケットもある。さらにシェールガスが加わり、魅力は感じている」との認識を示した。ただ、現時点では投資の形態や規模など詳細は決めておらず、今後、関連各社と具体的な話を詰めていくと語った。

(ロイターニュース 大林優香;編集 山川薫)

*内容を追加して再送します。

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