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週刊ダイヤモンド今週号より~LINEが狙う世界標準 上場後にそびえる“二つの壁”

*08:03JST 週刊ダイヤモンド今週号より~LINEが狙う世界標準 上場後にそびえる“二つの壁”

日本発のメッセージアプリは世界中で繰り広げられる“コミュニケーション争奪戦”を勝ち上がれるか——。今週号の週刊ダイヤモンドでは、東京証券取引所に上場申請したLINEの前にそびえる“世界の壁”について取り上げています。

スマートフォンで利用する無料通話・メッセージアプリを展開するLINEが7月上旬、東京証券取引所に上場するための申請をしました。推定される時価総額は1兆円を超えます。

日本では約5200万人が登録する国民的アプリになったLINE。海外ではタイ(2900万人)、台湾(1700万人)、スペイン(1800万人)など、一部の国でローカライズに成功して高い浸透力を誇っています。大量のユーザーが集まれば、オンラインゲームや有料スタンプの売上増が見込めるほか、企業のマーケティングツールとしての価値も高まります。2014年1月-3月期の売上高は、LINE事業だけで前年同期比223%増の146億円に達しました。

今後の成長シナリオは、米国と中国という2つの巨大市場の開拓に懸かっています。米国はフェイスブックが190億ドルで買収した「ワッツアップ」が、中国はテンセントが運営する「ウィーチャット」が根を張る牙城です。上場すれば、これらの市場を攻略するための資金を得ることができるのです。

ところが、2大市場の課題も浮き彫りになってきていると記事は指摘しています。中国では、7月1日深夜からLINEなど複数のメッセージアプリのサービスが遮断される事態が発生。香港で起きた民主化デモの対処の一環として、中国当局が規制を敷いたことが原因との見方があります。17日時点でもサービスは未復旧と見られ、中国で展開する難しさが浮き彫りとなっています。

一方の米国では、5000万人を超えるヒスパニック系住民へのユーザー開拓に期待がかかっています。すでに攻略したスペインを玄関口に、同じ言語圏に属する南米やメキシコをルートにしてLINE経済圏を広げようというシナリオです。但し、ヒスパニック系ユーザーは前払いで通信費を払う「プリペイド方式」の利用も多く、有料課金のビジネスがどの程度成立するかは未知数です。

国別のアプリダウンロード数の順位を見ても、LINEは日本国内では15位と高順位ですが、北米では179位、カナダでは233位とまだ「圏外」(アップアニー調べ。iOS対象、7月16日時点)。上場後にそびえる世界の壁は高いと記事は結んでいます。

《NT》

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