Reuters logo
北朝鮮が日本海にミサイル4発、ICBMの可能性低いと米韓当局
2017年3月6日 / 00:20 / 9ヶ月後

北朝鮮が日本海にミサイル4発、ICBMの可能性低いと米韓当局

[東京/ソウル 6日 ロイター] - 北朝鮮は6日朝、同国西岸から弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射した。3発は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとみられる。北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を以前から示唆してきたが、米国と韓国当局は今回のミサイルがICBMだった可能性は低いとみている。

ミサイルは午前7時34分ごろ、北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)から4発ほぼ同時に発射された。韓国軍によると、ミサイルは東方へ約1000キロ飛行し、高度は約260キロに達した。日本の防衛省によると、4発とも秋田県男鹿半島の西300─350キロの日本海に落下し、うち3発は日本のEEZ内に、残り1発もEEZ付近に落ちた可能性があるという。

安倍晋三首相は国会の参議院予算委員会で、「北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すものだ」と発言。「安全保障上の重大脅威」としたうえで、北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。日本はその後に国会を中断。国家安全保障会議(NSC)を開き、さらなる事態に備えた対応などを確認した。

日本は米国、韓国とそれぞれ電話で外相会談を行った。岸田文雄外相は米ティラーソン国務長官との間で、国連安全保障理事会で強いメッセージを出すことで一致した。岸田外相は記者団に、「日米、日韓、日米韓で国連の場を含めて緊密に連携していく」と語った。

北朝鮮の金正恩労働党委員長はかねてから、米国まで到達するICBMの発射実験が最終段階にあると述べてきた。韓国軍は今回のミサイルがICBMだった可能性は低いとする一方、さらなる分析が必要とした。米当局者もロイターに対し、ICBMを発射した形跡はないとした。

北朝鮮による弾道ミサイルの発射は今年2度目。2月12日の前回は、固体燃料を使った新型中距離弾道ミサイル「北極星2号」を発射した。稲田朋美防衛相は記者団に対し、今回の発射の意図について、米国と韓国が3月1日に開始した合同軍事演習に反発した可能性があるとした。

北朝鮮は昨年だけで20発以上の弾道ミサイルを発射、2度の核実験を実施した。9月には同時に3発のミサイルを撃ち、いずれも日本のEEZ内に落下した。韓国は中国が強く反発する中、在韓米軍による新型迎撃ミサイル「THAAD」の配備受け入れを決定。日本は既存の迎撃ミサイルの改良を急ぐとともに、新型ミサイルの導入の検討を本格化させている。

*内容を追加します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below