November 12, 2015 / 6:17 AM / 2 years ago

中国、政策発動の余地ありハードランディングない=中尾ADB総裁

[東京 12日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁(元財務官)は12日、都内で講演し、中国経済について「財政・金融政策の発動余地がある」ため「ハードランディングはない」との見解を示した。中国主導で設立準備中のアジアインフラ投資銀行(AIIB)との協調融資を来春にも実現したいとの意向を強調した。

<AIIBとの協調融資に意欲>

中尾総裁は、中国の当局者が「過剰投資を恐れ、ケインズ的(財政)政策には消極的」だが、「一定の経済成長率を維持するためには財政・金融政策を発動する」との見通しを示した。

AIIBの初代総裁に内定している金立群・元ADB副総裁とは、「需要の多いインフラ資金を出していく、国際基準を重視する、協調融資を進めるといった点で合意している」と指摘。AIIB初の案件をADBとの協調融資にしたいとの意向を伝えていることを明らかにした。

中国は、日米主導のADBに対抗する形でAIIBを設立するが、中尾総裁は、中国が現在もADBからの借り入れを希望しており、ADBは今後も対中融資を継続すべきと強調。「ADBによる融資は中国の環境案件などに活用されており、中国を正しい政策に誘導するためにも融資継続が必要」と説明した。

ミャンマーでアウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)が政権を取ることが確実になったが、これまでの軍事政権下で「テイン・セイン大統領はマクロ経済を安定させてきた」と評価。新政権も「市場経済重視を続けて欲しい」と期待した。

竹本能文

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