[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は25日、防衛大手ロッキード・マーチンによる同業エアロジェット・ロケットダイン・ホールディングスの買収計画を阻止するため、訴訟を起こすことを全会一致で決定した。
反トラスト法(独占禁止法)に違反する恐れがあるとしている。買収額は44億ドル。
ロッキードのジム・テイクレット最高経営責任者(CEO)は「訴訟を受けて、法廷で争うか、買収を撤回するかを決める可能性がある」と表明した。
FTCは「競争圧力がなければ、ロッキードは米政府が支払う価格を引き上げ、品質を落とし、イノベーションを減らすことが可能になる」と主張。
買収が実現すれば、ロッキードが固体燃料ロケットモーター市場で支配的な地位を確立するとの批判が出ている。
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