[カラチ(パキスタン)8日 ロイター] - 中国とパキスタンは8日、アフガニスタンへの人道支援の資金不足を埋めるよう支援国に要求し、支援は「政治的配慮」から切り離されるべきだと訴えた。
国際機関当局者によると、アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権による女性に対する勤務制限に対抗したり、国際的な危機の高まりに対処したりするために今年のアフガンへの支援額は大幅に減少する。
国連は先週、タリバン暫定政権がアフガン女性が国際機関で勤務するのを禁止し始めたため、引き続き女性を自宅に待機させると発表した。
中国、パキスタン、タリバン暫定政権の外相は共同声明で「アフガニスタンの人々への人道支援はいかなる政治的配慮からも切り離されたものでなければならないことを明確にした」と表明した。
イスラマバードでの三者会談後、アフガニスタンの「経済発展と繁栄」の機会を創出するため、アフガニスタンに対する一方的な制裁の解除を求めるとも訴えた。
声明は暫定政府が女性の権利を尊重すると繰り返し主張していることに触れ、「女性や子どもを含む」全てのアフガニスタン人の権利と利益を守るため、支援国にアフガニスタンの復興支援を促した。
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