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カブールからの退避活動、米政権内でバイデン氏に不満の声

 8月16日、アフガニスタンの首都カブールからの退避を巡り、米国の政権当局者らの間ではバイデン大統領の対応に不満や怒りの声が高まっている。写真はカブールの空港の敷地内に入ろうとする人々(2021年 ロイター)

[ワシントン 16日 ロイター] - アフガニスタンの首都カブールからの退避を巡り、米国の政権当局者らの間ではバイデン大統領の対応に不満や怒りの声が高まっている。

米国の外交官の退避活動中、数千人のアフガン人がカブール空港に押し寄せ、16日に5人が死亡。米軍は空港の混乱を収めるため、一時的に運航を停止した。

バイデン大統領は16日のテレビ演説で、アフガン人をなぜもっと早く退避させられなかったのか懸念があることを認識しているとしつつ、その時点ではアフガン政府からそうすることを阻止されていたと説明。「一部のアフガン人が依然として国に期待を抱いており、早期の退避を望んでいなかったことがその答えの一部分だ」と述べた。

ただ、5人の米当局者は匿名を条件にロイターに対し、米国が支援するアフガン政権が崩壊する数週間前に、米国のために働いていたことでリスクのあるアフガン人の退避支援強化を米軍は望んでいた、と指摘。より秩序だった退避が可能だったとの認識を示した。

ある軍当局者は「われわれは支援のためにより多くのことができただろう。政権はあまりに長く待ちすぎた」と語った。

これに対し、政権高官はサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)のコメントに言及した。

サリバン氏はバイデン大統領のチームが「数カ月にわたり広範なシナリオに取り組み、今回の困難に対する準備ができていた」と説明。アフガン政権の急速な崩壊にもかかわらず、大使館は「安全かつ迅速に」閉鎖され、「現在は安全かつ迅速な人々の退避に集中している」と述べた。

インテリジェンスにも問題があった。先週のある評価では、少なくとも今後30日間はカブールが孤立化することはないと見られていた。

事情に詳しいある関係筋は、アフガン情勢が悪化する中でバイデン政権は後手に回っていたと指摘。「あらゆる決定が遅すぎた」と語った。

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