[ベイラ(モザンビーク) 26日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は26日、今月14日にモザンビークを襲い185万人の被災者を出したサイクロンについて、気候変動の「新たな警鐘」を鳴らすものとなったと述べた。
事務総長は、国連で記者団に、このサイクロンは「異常に猛烈で長引く嵐となった」と指摘。「少なくとも100万人の子どもが緊急の支援を必要としており、その数は膨らむ可能性がある。われわれがまだ到達していない地域では、複数の村が丸ごと流されている恐れがある」と述べた。
さらに、このサイクロンは「気候変動の危険性を知らせる新たな警鐘だ」と強調した。
サイクロンは近隣のジンバブエとマラウイにも到達し、モザンビークと合わせて少なくとも686人が死亡している。最も被害が甚大だったモザンビークでは、家屋数万戸が倒壊、数十万人が住居を失っている。
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