July 8, 2019 / 11:04 PM / 2 months ago

エアバスとボーイング、加次期戦闘機受注競争から撤退も=関係者

7月8日、カナダの次期主力戦闘機の受注獲得競争から、欧州エアバスと米ボーイングが撤退する可能性が出てきた。写真はエアバスのロゴ。仏トゥールーズで3月撮影(2019年 ロイター/Regis Duvignau)

[オタワ 8日 ロイター] - カナダの次期主力戦闘機の受注獲得競争から、欧州エアバス(AIR.PA)と米ボーイング(BA.N)が撤退する可能性が出てきた。入札プロセスが不公平で、米ロッキード・マーチン(LMT.N)に有利になっているとみなしているためだ。事情に詳しい2人の関係者が8日明らかにした。

来週にはカナダ政府が、最終的な仕様基準を列挙した要望書を公表する見通し。同国は老朽化しているF18戦闘機の後継として新たに88機を購入する方針で、契約総額は150億─190億カナダドルに上る。新型機の就役は2025年から30年初めの予定だ。

ただここ数週間の業界筋の話では、ロッキードの最新鋭ステルス戦闘機F35と受注競争を繰り広げているエアバス、ボーイングとスウェーデンのサーブ(SAABb.ST)からは既に、入札のやり方に不満の声が聞かれ、一部条件がはっきりとロッキードをひいきしている点に懸念が表明されている。

さらに先の2人の関係者は、ボーイングとエアバスがカナダ政府に対して現在の仕様基準に関する要望を巡る懸念を正式に文書で申し送ったと述べた。

カナダ国防省で次期主力戦闘機の選定責任者を務めるパット・フィン氏は、4社のうちの1社が正式な文書を送ったことを認めた上で、17日の最終要望書公表に向けて、いくつかの基準見直しがなお検討されていると付け加えた。

同氏は電話インタビューで「われわれは4社全てとの関係を継続していく。『(基準の)変更が実施されなければ応札を見送る可能性も考える』という複数の意見を受け取っており、非常に真剣にそれらに目を向けている。全面的に(基準を)変更するとは言えないが、われわれが知る限り、4社に競争を続けてもらう」と語った。

エアバスはコメントを拒否し、ボーイングはコメント要請に回答がなかった。

カナダのトルドー首相は、競争入札が操作されていることはないと主張。フィン氏はこれまでもボーイングやエアバス、サーブの意見を取り入れて基準を変更してきたと説明した。

カナダはF35の共同開発に参画しており、保守系の前政権は2010年に65機のF35を買うと表明した後で決定を撤回。15年に首相に就任したトルドー氏は、価格が高過ぎるとしてF35を購入しないと約束したが、その後入札にロッキードが参加できるような措置を講じるなど、次期主力戦闘機選びは迷走が続いている。

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