[15日 ロイター] - 米デルタ航空を含む米航空会社3社は15日、新型コロナウイルスワクチンの接種が進むつれレジャー目的の航空便の予約が増えていると明らかにし、感染拡大で大打撃を受けた航空業界が最悪期を脱した可能性が示唆された。
デルタ航空のほか、サウスウエスト航空と格安航空会社(LCC)ジェットブルー・エアウェイズが、第1・四半期の収入の落ち込みは予想の最小限になるか、予想ほど拡大しないとの見方を示した。
デルタ航空のバスティアン最高経営責任者(CEO)はJPモルガンの会議で、「希望の光」が見えてきたと指摘。手元流動性の減少は今春には終息し、第2・四半期には航空機の購入に流動性を回せるようになると「慎重ながらも楽観的」にみていると述べた。
デルタはこれまでに、第1・四半期の収入が新型コロナ感染拡大前の2019年第1・四半期と比べて60─65%減少するとの見方を示しているが、今回、減少率はこの予測の最低限になると予想。
サウスウエスト航空は、第1・四半期の手元流動性の減少は予想ほど膨らまないとし、2月と3月の営業収入の落ち込みも予想ほど大きくならないとの見方を示した。
ジェットブルーは第1・四半期の収入が19年第1・四半期と比べて61─64%減になると予想。従来見通しは65─70%減だった。
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