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アリババIPOで米個人投資家の関心低調、中国への警戒感も一因

 9月7日、中国電子商取引大手アリババの米市場でのIPOに対する個人投資家の関心はあまり盛り上がっていない。写真は同社ロゴ。浙江省で2012年6月撮影(2014年 ロイター/Carlos Barria)

[7日 ロイター] - 中国電子商取引大手、アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団)[IPO-BABA.N]は、米市場での新規株式公開(IPO)で210億ドル超を調達する可能性がある。ハイテク株ではフェイスブック以来の大型案件とされるが、個人投資家の関心はあまり盛り上がっていない。

TDアメリトレードのシニアバイスプレジデント、スティーブ・クワーク氏によると、アリババのIPOに関する顧客からの問い合わせ件数は、ファイスブックの4分の1、ツイッターの半分程度に過ぎない。

フィナンシャルアドバイザーのジェームズ・ガンバチーニ氏は、米国でアリババの知名度が低いことを理由に挙げる。アリババを知っている人でも、中国に対する警戒感から投資をためらう向きも多いという。

アリババ自身も、個人投資家の誘致に熱心ではない、との指摘もある。IPOの仮条件を1米国預託株式(ADS)当たり60━66ドルという、個人には手の出しにくい水準に決定したことは、米市場で強固な個人投資家基盤を構築することに積極的ではないことがうかがえる。

個人株主が少ないことは、長期的に見ると、アリババにマイナスに作用する可能性がある。個人投資家はより長期間、株式を保有する傾向にあり、株価の安定に寄与する。株主ベースが少数の機関投資家に偏っていれば、アクティビスト(物言う株主)の攻撃を受けやすくもなる。

ロードショーは8日、ニューヨークで始まり、その後ロンドン、香港で開かれる。個人投資家の関心は、これから盛り返す可能性もある。

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