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アリババ、10─12月期売上高が予想上回る コロナ規制緩和などで

中国の電子商取引(EC)大手、アリババ・グループ・ホールディングが23日発表した2022年10─12月期決算は、売上高が市場予想を上回った。資料写真、2022年7月(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[23日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手、アリババ・グループ・ホールディングが23日発表した2022年10─12月期決算は、売上高が市場予想を上回った。コスト削減の取り組みと中国の新型コロナウイルス関連規制の緩和が寄与した。

売上高は前年同期比2%増の2477億6000万元(359億2000万ドル)で、リフィニティブがまとめたアナリスト23人の予想の平均(2451億8000万元)を上回った。

一般株主に帰属する純利益は69%増の468億2000万元だった。

アリババは中国国内の消費不振を海外事業の縮小や人員削減によるコスト圧縮でカバーしてきた。決算報告では22年に総従業員数の7.5%に相当する1万9576人を削減したことが明らかになった。

出店者がアリババのサイト上で広告などに費やした金額を指す顧客管理収入(CMR)は9%減となった。

張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は電話会見で中国経済が以前の軌道に「戻りつつある」と語った。また、人工知能(AI)に関する取り組みについて、「独自の大規模な事前学習済みモデル」の開発を継続すると述べた。

同社は景気低迷に加え、20年終盤以降、中国当局による締め付けに直面してきた。創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は公の場に姿を現さなくなり、メディアによると日本や豪州など主に海外に滞在しているという。

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