[フランクフルト 9日 ロイター] - 独保険大手アリアンツが9日発表した第3・四半期決算は予想を上回る17%の増益となった。損害保険部門が好調で、通期の業績に従来より明るい見通しを示した。
第3・四半期の株主帰属純利益は24億6400万ユーロ(24億7000万ドル)。前年同期は21億1100万ユーロだった。市場予想の23億2000万ユーロを上回った。
オリバー・ベーテ最高経営責任者(CEO)は「劇的な地政学的環境と市場環境の中」で同社の強靭性が示されたと指摘した。
損害保険部門は前年比14%の増収。生命保険、医療保険、資産運用部門は減収だった。
同社は通期の営業利益が従来の予想レンジ(124億─144億ユーロ)の上半分になると予想。
10億ユーロの自社株買いを11月中旬から開始し、遅くとも来年末までに完了する方針も示した。
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