[フランクフルト 12日 ロイター] - 独保険大手・アリアンツのジュリオ・テルザリオル最高財務責任者(CFO)は12日、 ロシアから完全撤退する可能性が「非常に高い」と明らかにした。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、同社は3月にロシアで新規保険契約と新規投資を停止する方針を示していた。
同社はアナリストへのプレゼンテーションで、ロシアの保険子会社の事業停止は収益を4億─5億ユーロ押し下げる可能性があると説明した。
同時に発表した第1・四半期決算は純利益が78%減の5億6100万ユーロ。前日に米国の法務問題に絡み19億ユーロの引当金を追加計上すると明らかにしていた。
通年の営業利益は134億ユーロを中心に上下10億ユーロの幅とする見通しを据え置いた。
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