[6日 ロイター] - 米アルファベットGOOGL.O傘下のグーグルは6日、来年以降は風力と太陽光の電力で、世界中にある自社のデータセンターと事業所の電力需要を賄えるようになるとの見通しを示した。
グローバルインフラ・エネルギー担当ディレクター、ゲーリー・デマシ氏は、今後はデータセンターや重要な事業拠点がある地域内で再生可能エネルギーの購入を増やしていくと表明。「われわれは成長ペースを維持していかなければならないが、その上でさらに事業を展開するすべての市場で再生エネルギープロジェクトを可能にしていく必要がある」と語った。
デマシ氏によると、グーグルが初めて再生可能エネルギーで電力を購入する取引に合意したのは2010年。それ以降に19件の取引を成立させ、法人として再生可能エネルギーの最大の買い手になった。風力エネルギーのコストはこの間に60%低下したという。
またデマシ氏は一部の有望な顧客は取引相手が環境に配慮しているかどうかに目を向けていることを挙げて、再生可能エネルギー重視の姿勢はグーグルのクラウド事業拡大にも役立つ可能性があるとの見方を示した。
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