[9日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは9日、オフィスやデータセンターで消費する以上の水を2030年までに自社で補うという目標を発表した。
同社のケイト・ブラント最高サステナビリティー責任者はブログで、「グーグルは2030年までに消費量よりも多くの水を補い、事業を展開する地域社会の水の安全保障を支援する」とし、オフィスやデータセンターの水消費量の平均120%を供給すると表明した。
直近の開示によると、グーグルはデータセンターの冷却などで19年に34億ガロンの水を消費。気候変動の影響で世界的に干ばつが深刻化しており、研究者らは転換が必要だと指摘している。同社のデータセンターは世界各地にある。
具体的な取り組みとしては、雨水を集めてトイレに利用したり、水を大量に消費する外来植物の除去に資金を提供したりする。また、南カリフォルニアでは低所得者向け住宅にトイレの水漏れ検知技術の導入を支援するほか、ベンダーの消費量削減も支援する。
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