July 23, 2018 / 10:56 PM / 23 days ago

米アルファベット、第2四半期は予想上回る利益 コスト抑制で

[23日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)発表した第2・四半期決算は調整後の1株利益が市場予想を上回った。グーグルの検索サービスに絡むコストが予想ほど増えなかったほか、広告事業と法人向けクラウドサービスからの堅調な収入が寄与した。

 7月23日、米グーグルの持ち株会社アルファベットが発表した第2・四半期決算は調整後の1株利益が市場予想を上回った。2017年7月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

決算発表を受けて株価は時間外取引で3.6%上昇した。

調整後の1株利益は10.58ドル。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想平均の9.52ドルを上回った。

売上高は326億6000万ドルと、予想平均の321億7000万ドルを上回った。売上高のうち86%は広告事業によるものだった。

調整前の1株利益は11.75ドル。これには含み益に適用される新たな会計基準による11億ドルの投資収益や欧州連合(EU)欧州委員会から先週、EU競争法違反として科された制裁金の影響を除外している。欧州委はグーグルが自社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」の優位性を悪用したとの判断を下したが、グーグルは上訴する方針だ。

欧州委の判断など規制当局の相次ぐ措置でグーグルのネット広告での優位性は揺らぎかねない状況となっている。ただ、これまでのところ同社の急成長は止まっておらず、四半期決算の売上高はこれまで2年連続で前年比20%以上の伸びを示している。

アレート・リサーチのアナリスト、リチャード・クレーマー氏は「先行きの明るいデジタル広告市場におけるグーグルの優位性を疑ったことは一度もない」と強調した。

ただ、米アップル(AAPL.O)などの提携企業はグーグルの検索連動型広告を携帯端末やアプリで表示するのに手数料を要求しているため、携帯端末での利用増に伴いトラフィック・アクイジション・コスト(TAC)と呼ばれる手数料支払い費用が増え、利益率が低下していた。

それが今期は、TACの前年比での伸びが3年ぶりに縮小。EU競争法違反で科された50億ドルの罰金の影響を除く営業利益率は24%と、前四半期の22%から上昇した。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コードウェル氏は、「TACによる逆風が弱まり始めたというのが最も素晴らしい点だ」と述べた。

グーグルのスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)はアナリスト会見で、広告の効率化を狙ったAI(人工知能)技術への投資により、広告主にとってグーグルのサービスの魅力が高まっていると述べた。

また、スマートスピーカー「グーグルホーム」や地図サービス「グーグルマップ」上で広告を表示する機会があるとし、最善の方法を検討していると明らかにした。

アルファベットの株価は年初から13%上昇。上昇率はフェイスブック(FB.O)の16%、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の51%、ツイッター(TWTR.N)の76%を下回っている。

*内容を追加します。

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