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手段は十分、緩和出口で市場安定確保は可能=雨宮日銀理事
2017年5月12日 / 06:18 / 6ヶ月後

手段は十分、緩和出口で市場安定確保は可能=雨宮日銀理事

[東京 12日 ロイター] - 日銀の雨宮正佳理事は12日の衆院経済産業委員会で、金融緩和からの出口政策に関し、バランスシートや金利を調整する手段を十分に持っており、市場の安定を確保しながら金融政策を正常化していくことは可能との認識を示した。北神圭朗委員(民進)の質問に答えた。

 5月12日、日銀の雨宮正佳理事は1衆院経済産業委員会で、金融緩和からの出口政策に関し、バランスシートや金利を調整する手段を十分に持っており、市場の安定を確保しながら金融政策を正常化していくことは可能との認識を示した。写真は2011年8月都内で撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

雨宮氏は出口政策に関し、物価が2%の目標に距離がある中で「現段階で細かく議論するのは時期尚早」としながら、出口における課題として、1)膨張したバランスシートをどう正常化していくか、2)金利をどうやって引き上げていくか──の2点を挙げた。

これらへの対応方法として、バランスシート縮小では「保有国債の償却やオペレーション」、金利誘導では「通常のオペレーションのほか、当座預金への付利金利の操作」など「手段は十分に持っている」と主張。

出口局面では「そうした手段を使いながら市場の安定を確保しつつ、正常化に持っていくことは十分に可能と考えている」と語った。

大規模緩和の副作用については、市場機能や金融仲介機能の低下、資産価格の過度な上昇が考えられるとしたが、「現段階で副作用は大きくなっていない」との認識を示した。

また、2%の物価安定目標の達成には需給ギャップと期待インフレ率の改善が重要と述べ、「物価さえが上がればすべてうまくいくとは、まったく思っていない。収益や賃金の上昇を伴いながら物価が高まっていく好循環を目指している」と語った。

伊藤純夫

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