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米アマゾン、第1四半期は予想上回る クラウドは減速

米アマゾン・ドット・コムが27日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、ネットショッピングとクラウドサービスへの需要が堅調だったことで、売上高が市場予想を上回った。2016年1月撮影(2023年 ロイター/Mike Segar/File Photo)

[27日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが27日発表した第1・四半期(3月31日まで)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。ただ、景気の先行き不透明感が高まる中、クラウド事業収入の伸びが急減速していると明らかにした。

ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、クラウドサービス部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の4月の成長率は第1・四半期より約5%ポイント低かったと明らかにした。これを受けてアマゾンの株価は時間外取引での約12%の上げを削り、引けの水準近くになった。

景気減速を警戒してアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)はあらゆる部門でコスト削減を進めており、第1・四半期末時点でフルタイムとパートタイム従業員数は前年同期比10%減の約147万人となった。

26日には健康管理端末「Halo(ヘイロー)」を販売する部門の閉鎖を発表した。

コスト削減を進める中でアマゾンは新たな収入源を模索している。オルサブスキー氏は、広告収入が伸びており、景気見通しも世界的に明るくなっていると説明した。

第1・四半期の純売上高は1273億6000万ドルと、予想を上回った。第2・四半期(6月30日まで)の売上高は1270億─1330億ドルになるとの見通しを示した。

AWSの伸びは15.8%に減速した。

純利益は31億7000万ドル。前年同期は38億4000万ドルの損失を計上していた。

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