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米アマゾン、ベゾス氏がCEO退任へ 第4四半期は3期連続最高益

[2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは2日、ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が今年第3・四半期に会長に退くと発表した。同時に発表した2020年第4・四半期決算は3四半期連続の過去最高益となり、売上高は四半期として初めて1000億ドルを超えた。

後任のCEOにはクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」トップのアンディ・ジャシー氏が就く。

27年前にアマゾンを創業したべゾス氏は従業員に宛てたメモで「今後も会長として、重要なアマゾンのイニシアチブに関わっていく」とした上で、慈善ファンドや宇宙開発ベンチャーのブルー・オリジン、米紙ワシントン・ポストなどの「他の情熱にも時間やエネルギーを残したい」と述べた。「これは引退ではない」とも強調した。

第4・四半期の純売上高は1255億6000万ドルで、リフィニティブのアナリスト予想である1197億ドルを上回った。

例年7月に実施するプライムデーのセールが10月にずれ込んだため、年末商戦の売り上げに貢献した。

21年第1・四半期の純売上高見通しは1000億─1060億ドルとした。

株価は引け後の取引で1%弱上昇した。

 米アマゾン・ドット・コムは2月2日、ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が今年第3・四半期に会長に退くと発表した。同時に発表した2020年第4・四半期決算は3四半期連続の過去最高益となり、売上高は四半期として初めて1000億ドルを超えた。ワシントンで2018年9月撮影(2021年 ロイター/JOSHUA ROBERTS)

アマゾンのウェブサイトによると、ジャシー氏の入社は1997年。ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士(MBA)を取得している。AWSを立ち上げ、広く利用されるクラウドプラットフォームに成長させた。

アマゾンは、現時点で同氏の後任を発表しない方針を示した。

マインドシェア・ワールドワイドのトム・ジョンソン最高変革責任者は、ジャシー氏の昇格について、アマゾンの将来におけるウェブサービスの重要性を浮き彫りにしていると指摘。

「AWSを率いてきたジャシー氏の経歴は、アマゾンの事業戦略においてこれらのサービスがいかに上位に位置付けられているかを示している」とし、戦略への影響や、広告・通販事業の成長とのバランスをいかにとるか注視していくと述べた。

ジャシー氏は技術面にも詳しいことで知られ、同氏の指揮下でAWSはベライゾンやマクドナルド、ハネウェルなどの大口顧客を獲得してきた。部門の四半期売上高は安定的に2桁の伸びを見せ、クラウド市場のリーダーとしての地位を固めてきた。

AWSの第4・四半期売上高は127億ドルで、予想の128億ドルをやや下回った。

米国で新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、日用品や医薬品をアマゾンで購入する消費者が増える中、同社のネット通販事業はかつてない規模に拡大している。実店舗の閉鎖が進む一方で、アマゾンは需要に対応するため40万人以上の人員を追加してきた。

ただ、昨年9月までに1万9000人超の従業員が新型コロナに感染する中、一部では抗議活動や労働組合結成に向けた動きなども出ている。

ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は電話会見で、新型コロナに関連したコストについて、21年第1・四半期は商品購入の減少に伴い前期の40億ドルから20億ドルに低下するとの見通しを示した。

*情報を追加・更新しました

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