[2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは2日、来月から米従業員の最低賃金(時給)を15ドルに引き上げると発表した。
折りしも、米国内各都市では、最低賃金15ドルを目指す組合主導の運動「Fight for Fifteen」が活発化し、アマゾンは議員や組合から賃金格差を批判されていた。
アマゾンのベゾス最高経営責任者(CEO)は、同社への批判を踏まえて最低賃金の引き上げを決定したと説明した。
小売業界では、ターゲットが、昨年に最低時給を11ドルに引き上げ、2020年末までに15ドルに引き上げる方針を表明しているほか、ウォルマート・ストアーズも今年、最低時給を11ドルに引き上げた。