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米AMD、7─9月期売上高見通しが予想下回る データセンター向け好調

[2日 ロイター] - 米半導体大手、アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が2日発表した第3・四半期売上高見通しは、アナリスト予想をやや下回った。先行き不透明感が示されたとして投資家の一部から懸念の声が上がった。

 米半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が2日発表した第3・四半期売上高見通しの中心値は、アナリスト予想をやや下回った。写真は上海で行われたイベントで2021年7月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

一方、データセンター事業は米インテルのシェアを奪う形で好調を維持。ただ、世界のパソコン(PC)市場の予測は引き下げた。株価は引け後の時間外取引で5%超下落した。

AMDによると、第3・四半期売上高は67億ドルを中心に上下2億ドルの幅が見込まれている。リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想は68億2000万ドルだった。

市場調査会社テクナリシス・リサーチのボブ・オドネル氏はインテルの予想外に厳しい四半期決算を受けてAMDに注目が集まっていたが、全体的に堅調な内容だったと指摘。「ただ、市場はこれよりも良い業績見通しを期待していた。AMDが今後の厳しい市場を想定しているのは明白だ」とした。

インフレの進行に加え、学校の授業再開や企業のオフィス復活を受け、パソコン需要はロックダウン期間中に比べて鈍化した。これがCPUやグラフィックス向けチップの供給最大手のAMDのような企業にとって痛手となっている。

半導体メーカーは、中国の新型コロナウイルス関連規制や、ウクライナの戦争に伴うサプライチェーン(供給網)混乱と需要減退という重圧もある。調査会社ガートナーによると、世界のパソコン出荷台数は今年、9.5%減少する見込み。

こうした中でインテルが先週発表した決算と業績見通しはいずれも予想に届かなかった。インテルのデータセンター・AI(人工知能)部門の16%減収を受けてクラウド市場全体の減速について懸念が強まっていた。

ただ、AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見でクラウド事業は堅調を維持していると述べ、データセンター事業で同社はシェア拡大を続けているとした。

一方、パソコン市場の減速に対応を余儀なくされており、スー氏は今年の市場の伸び率予測を従来の1桁台後半の減少から10%台半ばの減少に下方修正したと明らかにした。

AMDは通年の売上高見通しを従来の約263億ドルから、260億─266億ドルと幅を持たせる形に修正した。アナリスト予想は261億8000万ドル。

第2・四半期売上高は前年同期比70%増の65億5000万ドル、調整後1株利益は1.05ドル。アナリスト予想はそれぞれ65億3000万ドルと1.03ドルだった。

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