[リオデジャネイロ/ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領は8日、低所得者向けの新たな緊急現金給付措置を検討していると明らかにした。
これより先に政府関係者はロイターに対して、追加措置は昨年末に期限が切れた措置よりも小規模になり、受給にはより多くの条件が付けられるとの見方を示していた。
ボルソナロ氏はテレビ番組で、国民の多くは厳しい状況にあると述べ、支援措置の延長に言及した。
ただ、財政規律を重視した方法で実施すべきだとし、さもなければ、金融市場で警戒感が高まり、通貨レアルはドルに対して6レアルまで下落する可能性があると指摘した。
政府筋が8日に明らかにしたところによると、新たな支援措置は、貧困家庭向けの現金給付策「ボルサ・ファミリア」の対象となっていない非正規従業員向けで、毎月200レアル(37ドル)を3カ月支給するもの。予算は1カ月で約60億レアル(11億ドル)を見込んでいるという。
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