January 30, 2020 / 8:27 AM / a month ago

ANAの2月予約状況、中国発日本行きはほぼ半減

 1月30日、中国を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ANAホールディングスの福澤一郎取締役は30日の決算会見で、中国発日本行きの2月の予約数は前年比でほぼ半分、日本発中国行きでは4割減っていることを明らかにした。写真は羽田空港で2014年2月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 30日 ロイター] - 中国を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ANAホールディングス(9202.T)の福沢一郎取締役は30日の決算会見で、傘下の全日本空輸(全日空)における中国発日本行きの2月の予約数が前年比でほぼ半減し、日本発中国行きは4割減っていることを明らかにした。

新型コロナウイルスが発生した中国・武漢市が感染拡大を防ぐため、同市からの航空便の運航を当面停止したことを受けて、全日空は成田と武漢を結ぶ路線について3月1日午前の便まで運休することを決めた。1月23日から運休している武漢線の影響は38往復76便、旅客数約6000人に及んでいる。

福沢氏は、同社の旅客収入のほぼ半分を占める国際線の1%弱が武漢線で、その影響は軽微としているが、予約状況をみると「武漢線以外でも(影響が)出ていることは否定できない」と説明した。

世界の航空各社は武漢以外の中国各都市との直行便の運休も決めている。福沢氏は今のところ、武漢以外の運休は「考えていない」とした上で、感染拡大や予約の状況など「事態の推移を冷静に見極める必要がある。適宜、適切な対応を取っていきたい」と述べた。

福沢氏はまた、現時点では中国線以外の他の路線にマイナスの影響が「波及している傾向はない」との見方を示した。ただし、「中国経済(の減速)から波及する形で貨物やビジネスに影響が出てくるようだと私が説明した限りではないので、そこはしっかりみていく必要がある」と語った。

全日空の国際線旅客収入を地域別でみると、欧米線で5割、アジア・オセアニア線で3割、ハワイ・ホノルル線で1割弱、中国線で1割強。同じコロナウイルスによるSARS(重症急性呼吸器症候群)が発生した2003年当時の中国の割合は2割で、福沢氏は「中国線のリスク分散化」を図ったと話した。

20年3月期通期の業績予想は従来予想を据え置いた。その理由について福沢氏は、1月下旬から新型コロナウイルス関連の影響は出ているが、現時点で「経営への影響が精査できていない」と指摘。その上で、今後は「ネガティブに働く方向で通期業績に変更が出ることは否定できない」と語った。

*内容を追加しました。

白木真紀

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