for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ANAHD、通期予想を上方修正 水際対策緩和で国際線回復

 10月31日、ANAホールディングスは、2023年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。写真は羽田国際空港で2021年11月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 31日 ロイター] - ANAホールディングスは31日、2023年3月通期の連結業績見通しを上方修正し、純利益を従来予想のほぼ倍となる400億円に引き上げた。日本政府の水際対策緩和で国際線の旅客需要が回復していることを織り込んだ。貨物事業も引き続き堅調なほか、航空機の資産売却益や為替差益なども想定を上回る。

IBESがまとめたアナリスト9人の予想平均値346億円を上回った。

従来は210億円の純利益を計画していた。純損益が黒字化するのは3年ぶり。前年は1436億円の赤字だった。

売上高は従来予想の1兆6600億円から前年比66.6%増の1兆7000億円に、営業利益は500億円から650億円(前年は1731億円の損失)に引き上げた。

会見した芝田浩二社長は国際線について、今年度末に新型コロナウイルス前の6割まで需要が回復するみていることを明らかにした。12月までの予約が想定以上で、「上振れ要素は十分ある」と語った。想定されるリスクで最も大きいのはウクライナ情勢だとし、迂回飛行を続けており「欧州路線を増便したくてもなかなかできない。その見極めが現時点で厳しい」と述べた。また、日本人の国際線需要はビジネスが順調に回復する一方、円安の影響で「レジャーの戻りは鈍い」とした。

貨物は下期にかけて需給が緩むとみているが、長期契約や運賃の高い荷物を獲得するなどして単価の維持ができていると説明。単価はコロナ前に比べ、上期3.7倍、下期以降2.8倍と想定より15%ほど上振れているとした。

22年4─9月期の連結業績は、純損益が195億円の黒字(前年同期は988億円の赤字)。上期として3年ぶりに黒字転換した。

同社はこの日、26年3月期までに売上高2兆円、営業利益2000億円、営業利益率10%を目指すとする経営目標も発表した。コロナ前の19年3月期に記録した最高益の更新を狙うとともに、上期に25.7%だった自己資本比率を40%に高める。

芝田社長は、25年度までに「コロナ前の(業績)水準に戻し、26年度から成長軌道へ回帰」すると述べた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up