August 7, 2015 / 2:18 AM / 4 years ago

アングル:米メディア株の選別強めるファンド、ディズニーは有望視

[6日 ロイター] - 米国株式市場では今週、メディア株が無差別的は売りを浴びている。大手ファンドの運用担当者の多くはウォルト・ディズニー(DIS.N)を引き続き有望視する一方、ディスカバリー・コミュニケーションズ(DISCA.O)への投資には否定的な姿勢に転じるなど、取捨選択の動きを強めている。

 8月6日、米国株式市場ではメディア株が無差別的な売りを浴びている。大手ファンドの多くはウォルト・ディズニーを引き続き有望視する一方、取捨選択の動きを強めている。2012年6月撮影(2015年 ロイター/Gary Cameron)

消費者の間では割高なケーブルテレビ(CATV)パッケージ契約を見直したり契約自体を解消してモバイル端末で視聴する動きが進み、CATVの広告が打撃を受けている。

そこに今週、失望を誘う内容の決算が発表され大手メディア株が下落。多数の米ファンドが、痛手を負った。

ドン・ヤクトマン氏が運用するヤクトマン・ファンド(運用資産112億ドル)とヤクトマン・フォーカスト・ファンド(76億ドル)の運用成績は大きく悪化した。

両ファンドはバイアコム(VIAB.O)株を合計で770万株保有、21世紀フォックス(FOXA.O)株を約3000万株持っている。21世紀フォックス株は年初来で約22%下落。バイアコム株は今週22%下げ、この1年間では45%近い下落となった。

ディズニー株も今週、主力スポーツチャンネルESPNの視聴者数が減少しているとの懸念から約10%値下がりした。

ディズニーのジェフ・アイガー会長兼最高経営責任者(CEO)は、アナリストや投資家との電話会議で「わずかな落ち込み」を認めた。一方で、CATVのパッケージ商品は存在価値が失われたわけではなく、ESPNは依然として同社の中核的商品であるとも主張した。

ファンドの中でもディズニーの将来を最も有望視する向きがある。その1つがフィデリティ・セレクト・マルチメディア・ポートフォリオ(FBMPX.O)(運用資産8億6600万ドル)だ。同ファンドは6月末時点で資産の24%をディズニー株が占めている。

モーニングスターによると、フィデリティの同ファンドはこうした銘柄構成の結果、基準価格が今週4.2%低下し、運用成績は同類ファンドのほぼすべてを下回った。だが長期的にみるとディズニーへの投資が奏功し、過去3年間の平均年間リターンは21.76%となり、同類ファンドの83%よりも好成績を挙げている。

同ファンドのポートフォリオマネジャーを務めるニディ・グプタ氏は今年、ディズニーについて「コンテンツプロバイダーの中では明らかに勝者だ」と宣言している。

グプタ氏は他の多くのファンドマネジャーと同様、ディスカバリー・コミュニケーションズへの投資には後ろ向きな姿勢だ。ディスカバリーはオンライン動画へ移行する消費者の動きで大きな打撃を受けており、株価は今週7%下落、この1年間では29%下げている。

ファンドマネジャーらは昨年序盤、ディスカバリー株のまとまった売却を開始した。フィデリティの大型ファンドであるコントラファンド(FCNTX.O)(運用資産1130億ドル)は2014年序盤には10億ドル相当のディスカバリー株を保有していた。だがファンドマネジャーのウィル・ダノフ氏は同社の業績に失望感を表明し、同年末までに保有していたディスカバリー株をすべて処分した。

対照的にコントラファンドが保有するディズニー株は今年6月末時点で26億ドル相当となり、運用資産に占める比率は14年序盤の1.87%から約2.3%に上昇した。

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