May 12, 2014 / 7:53 AM / 5 years ago

アングル:米共和党ルビオ氏、大統領選出馬に向け茶会党系の支持挽回へ

[ワシントン 11日 ロイター] - かつて米国で保守派の草の根運動「茶会党(ティーパーティー)」から若手ホープとしてもてはやされたマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州)は、移民制度改革を推進して保守派の不興を買ったが、2016年の大統領選挙出馬に向け、その支持を再び取り戻しつつある。

 5月11日、かつて米国で保守派の「茶会党」から若手ホープとしてもてはやされたマルコ・ルビオ上院議員は、移民制度改革を推進して保守派の不興を買ったが、2016年の大統領選挙出馬に向け、その支持を再び取り戻しつつある。4月撮影(2014年 ロイター/Gary Cameron)

ルビオ氏は昨年、移民政策の緩和につながる超党派の法案策定に関わった。同氏の陣営は現在、法案を強固に批判した有力団体ヘリテージ・アクション・フォー・アメリカと経済政策で協力している。

以前はルビオ氏の後ろ盾となっていた茶会党系有力者ジム・デミント元上院議員が反対したことも影響し、法案は不成立に終わった。だが今では、ルビオ氏とこのデミント氏との関係も修復されつつあるようだ。

ルビオ氏と茶会党系有力議員との関係改善は、ルビオ氏が共和党保守派のホープとして再浮上したことを意味するわけではない。

だが、移民制度改革をめぐって失った茶会党系からの支持を取り戻せる可能性があるとの見方もある。

共和党員のストラテジスト、フォード・オコンネル氏は、テッド・クルーズ、ランド・ポール両上院議員が保守系候補として最近、注目を集めるようになってきたが、まだ実際は候補者として動き出したわけではないと指摘。

移民制度改革に関連して不法移民に市民権取得への道を開くことに賛同したとみなされたルビオ氏だが、現在の状況が有利に働き、茶会党支持者の間で支持を取り戻す余地があるとみている。

ヘリテージ・アクションのトップ、マイク・ニードハム氏は「(不法移民が)恩赦を受ける制度をめぐって、確かにルビオ上院議員とは意見が大きく食い違っていた」としながらも、「ルビオ氏側と極めて建設的な関係を維持している。以前から、移民制度に関する議論が行われていた間も維持されていた関係だ」と述べた。

<茶会党系有力議員との良好な関係>

デミント氏は昨年9月、移民制度改革に関する動きがルビオ氏の政治的な痛手になったと発言していた。

一方、ルビオ氏はデミント氏との緊密な関係を維持していたとし、ロイターに対しては「極めて良好な友好関係が続いている」と強調した。

キューバ系米国人のルビオ氏はわずか28歳でフロリダ州の下院選に出馬し当選、現在42歳。ABCの番組「ディス・ウィーク」では、11月の中間選挙を前に大統領選への出馬は決めないとしながらも、意欲はのぞかせた。

大統領選に向けたルビオ氏の命運を左右するのは、ブッシュ前大統領の弟であるジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。出馬すれば、ルビオ氏は地元フロリダ州で票を奪われる可能性があるからだ。

ブッシュ氏は先月、11月の選挙後に出馬するかどうかを決めることを明らかにしていた。

ルビオ氏は、ブッシュ氏と政策に関して電子メールをやり取りしているとしているが、会話の詳細は明らかにしていない。

前出のオコンネル氏は「穏健派も保守派も双方で他候補が行き詰っている。クルーズ氏は地盤以外で影響力を発揮できるかがはっきりとせず、ランド・ポール氏は外交政策で穏健派と対立しているという状況がある。このため、大統領選に向けたルビオ氏の存在が過小評価されている」と述べている。

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