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アントIPO承認に遅れ、中国当局が利益相反問題調査=関係者

 10月13日、中国アリババグループ傘下の金融会社アント・グループが計画している新規株式公開(IPO)について、中国証券監督管理委員会(CSRC)が利益相反の可能性を調査しているため承認が遅れている。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。上海で9月14日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[香港/北京 13日 ロイター] - 中国アリババグループ傘下の金融会社アント・グループが計画している新規株式公開(IPO)について、中国証券監督管理委員会(CSRC)が利益相反の可能性を調査しているため承認が遅れている。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。

CSRCは、アントのIPOを対象に売り出された5本の投信を巡り、個人投資家がこの投信を第三者経由で購入する場合にアントのモバイル決済サービス「アリペイ(支付宝)」しか利用できない点を問題視している。9月下旬に設定された5本の投信には個人投資家からの資金が殺到し、アリペイの売り手としての立場が強まったためだ。

CSRCは1日付指針で、投信販売業者が他の事業と絡めた商品販売を行うことを避けるよう通達している。

関係者の話では、この調査でアントのIPOが頓挫する公算は乏しいものの、どんな結果をもたらすか不透明感が強い。アントはCSRCから9月中にも承認を得られると期待していただけに、既に予定に狂いが生じており、市場の波乱要素とみられている11月3日の米大統領選前にIPOを実施できる確率は低下しつつある。

CSRCの承認遅れにより、アントは香港取引所向けの説明会も先送りせざるを得なくなった。この説明会は、香港上場承認に向けた最後の手続きだ。

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