November 20, 2018 / 1:55 AM / a month ago

APEC首脳宣言見送り、保護主義の「正当化」が原因=中国外相

[北京 20日 ロイター] - 中国の王毅国務委員兼外相は、先のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で首脳宣言を採択できなかったことについて、一部の国が保護主義を「正当化」して自国の主張を他国に押しつけようとしたことが原因だと批判した。名指しはしなかったものの、米国を批判した発言で、20カ国・地域(G20)会合を前に両国の関係は一段と悪化している。

 11月20日、中国の王毅国務委員兼外相は、先のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で首脳宣言を採択できなかったことについて、一部の国が保護主義を「正当化」して自国の主張を他国に押しつけようとしたことが原因だと批判した。写真は同首脳会議の様子。ポートモレスビーで18日撮影(2018年 ロイター/DAVID GRAY)

パプアニューギニアで開かれたAPEC首脳会議は18日、米国と中国が互いの通商政策を巡り対立し、同会議として初めて首脳宣言で合意できないまま閉幕した。

王外相は中国外務省のウェブサイトで、首脳宣言で合意できなかったことは「決して偶然のこと」ではないと指摘。「各国がそれぞれの主張を他国に押し付け、保護主義や一国主義を正当化し、中国や他国の理性的な修正案を受け入れなかったことが主な原因」と説明した。

「こうした行為は、中国を含む多くの国に不満をもたらした。これは明らかにAPECが守ってきた原則と一致しない」と批判した。

APECの価値は参加国の合意にあり、これは全ての国にとって共通の利益で、無視したり放棄することはできないと主張した。

一方、米ホワイトハウスの当局者は中国の見解について「完全に偏った解釈で、プロパガンダだ」と指摘。そうした対立は来週のG20会合での両国首脳の会談への前向きな期待を高めることにつながらないと述べた。

同当局者は「21カ国・地域のうち中国以外の20カ国は、最終的な文言に署名する準備ができていた」とし、中国は不公平な貿易慣行に言及した文言が暗に中国を批判していると解釈したと指摘した。

また、「ホワイトハウスは東南アジア諸国連合(ASEAN)とAPEC会合をG20に向けた地ならしの場と位置付けていた」と述べ、トランプ米大統領がG20で議論したい問題について、ペンス副大統領がASEANで中国の李克強首相と、APECで習近平国家主席と協議したことに触れた。

その上で、米中首脳会談に「期待したいが、これらの経験を踏まえると期待は高いとはいえない」と語った。

*内容を追加しました。

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