[24日 ロイター] - 米アップルは24日、低価格帯スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)SE」向けに、二酸化炭素排出量が少ない方法で製造される「グリーンアルミニウム」の大口購入を開始すると発表した。主に端末のボディーに使用されるアルミの品質を見直し、脱炭素化の取り組みを強化する。
具体的な購入規模や金額は明らかにしていない。
アップルは2019年、英豪資源大手リオ・ティントと米アルコアの合弁会社エリシスから、初めて「グリーンアルミニウム」を少量調達し、パソコンの「MacBook Pro」に使用した。
エリシスはアルミの製造過程で二酸化炭素ではなく酸素だけを排出する技術を2024年までに商用化する方針を打ち出していた。
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