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米地裁がアップルの訴え棄却、「バーチャル」デバイス著作権訴訟で

 12月29日、米フロリダ州の連邦地裁は、アップルのOS「iOS」を模倣したソフトを搭載する「バーチャルiOSデバイス」が著作権侵害に当たるとしてアップルが新興ソフト会社コアリウムに対して起こした訴訟で、アップルの訴えを棄却した。写真はアップルのロゴ。ニューヨークで10月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[29日 ロイター] - 米フロリダ州の連邦地裁は29日、米アップルのOS(基本ソフト)「iOS」を模倣したソフトを搭載する「バーチャルiOSデバイス」が著作権侵害に当たるとしてアップルが新興ソフト会社コアリウムに対して起こした訴訟で、アップルの訴えを棄却した。

地裁はiPhoneなどに搭載されているiOSを模倣したソフトは「斬新」で、開発者がアップル製品のセキュリティーの欠陥を探し出すのに役立つとして、権利を侵害しない「フェアユース(公正利用)」にあたるとの判断を示した。

アップルはバーチャルiOSデバイスについて、アップル製以外のハードウエアで使用許可を与えられていないシステムを作動するというのが「唯一の機能」だと主張していた。

地裁はコアリウムのソフトは利用者が実行中のプロセスを停止したりソフトの状態のスナップショットを撮ることを可能にするなどiOSにはない機能もあると指摘。同製品の「公共の利益」を踏まえると、コアリウムの利潤追求があってもフェアユースがなお適用されるとした。

コアリウムがハッカーの手に渡る可能性があるのに同ソフトを無差別に販売し、バグが見つかってもアップルへの報告を義務付けなかったのは不誠実だとのアップルの訴えも認めなかった。

裁判所の記録によると、アップルは2018年1月以降にコアリウム買収を試みたが、同年夏までに協議が決裂した。アップルは19年8月に訴訟を起こした。

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