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アップルが新型アイパッド発表、教育分野強化 従来価格据え置き

[シカゴ/サンフランシスコ 27日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oは27日、教育分野向けに開催したイベントで、新型タブレット端末「iPad(アイパッド)」を発表した。教育機関や学生向けソフトも拡充し、米教育市場でのシェア拡大を目指す。

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新型アイパッドは内臓プロセッサもアップグレードされ、教師が課題を作成し、生徒の課題の進み具合を把握できるアプリもそろえた。

ただ、価格は学生・教育機関向けが299ドル、一般向けが329ドルからで、従来価格を据え置き。これに対し、アルファベットGOOGL.O傘下グーグルの基本ソフト(OS)「グーグル・クローム」やマイクロソフトMSFT.Oの「ウインドウズ」を搭載する競合製品の一部は200ドル以下で販売されている。

一部アナリストは、低価格製品に対抗するため、アップルが値下げに動くと予想していた。

アップルの株価は2.5%安の168.34ドルでこの日の取引を終了した。

市場調査会社クリエイティブ・ストラテジーズのキャロライナ・ミラネージ氏は、グーグルとマイクロソフトの業務用ソフトは教育分野で人気が高いため、アップルは新しいソフトを導入したにもかかわらず厳しい競争に直面していると分析。

クローム搭載の小型パソコン「クロームブック」の人気は、教師が課題を管理するのに使いやすいと評判の業務用ソフト「Gスイート」(グーグル製)がけん引してきた。アップルはこれに対抗し、自社製業務ソフト「iWork(アイワーク)」の改良版を公表。文書処理や表計算、プレゼンテーション用ソフトが含まれ、手書きのノート取りを簡単にした。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)はイベントに集まった教師らに、「この分野で40年間事業を行ってきた。われわれは教育に非常に関心がある」と強調した。

アップルの幹部らによると、新型アイパッドは「ApplePencil(アップルペンシル)」に対応するほか、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」と同じ「A10フュージョン・チップ」のアップグレード版を搭載する。画面サイズは9.7インチ。

アップルペンシル価格も従来価格を維持。学生・教育機関向けが89ドル、一般向けが99ドル。

フューチャーソース・コンサルティングのデータによると、幼稚園から高校卒業までの米教育市場におけるアップル製品の浸透度は第3・四半期に17%。半面、教育機関に出荷されたモバイル機器の60%はクロームを搭載、22%がウインドウズ搭載となっている。

米デルテクノロジーズDVMT.Nが販売するクロームブックの最低価格は189ドル。マイクロソフトが昨年投入した、中国レノボ・グループ(聯想集団)0992.HK製のウィンドウズ搭載教育機関向けラップトップも同水準の価格となっている。

また、アップルの昨年の総売上高(2292億ドル)に占めるアイパッドの比率はわずか8.3%と、アイフォーンの約62%を大幅に下回っている。

*内容を追加しました。

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