[22日 ロイター] - 米国際貿易委員会(ITC)は22日、アップルの心電図機能付きアップルウオッチが、米医療機器メーカー、アライブコアの特許を侵害していると認定した。
特許侵害に該当するアップルウオッチは輸入禁止にすべきだとしたが、米特許商標庁の委員会は今月、アライブコアの特許を無効と判断しており、これに関する異議申し立てが解決するまでは輸入禁止を保留にするとした。
アップルとアライブコアにコメントを求めたが、回答はまだない。
アライブコアは昨年、同社がアップルウオッチのアクセサリーとして提供していた心電図機能搭載の「カーディアバンド」に関連する3つの特許をアップルが侵害したと主張し、ITCに申し立てた。
アップルウオッチに独自の心電図機能が導入されたのを受け、カーディアバンドは2018年に販売を終了。申し立てによると、アップルウオッチシリーズ4からアライブコアの技術がコピーされたほか、アップルは基本ソフト(OS)をカーディアバンドと互換性のないものにしてアライブコアを市場から排除したという。
アップルウオッチはシリーズ4から8まで心電図機能を搭載している。シリーズ8は今年9月に発売された。
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