[14日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、関係筋の話として、米アップルがインドの現地生産拡大で問題を抱えていると報じた。
同社は中国の厳格な新型コロナウイルス規制や米中関係の悪化を受けて、中国からの生産移転を進めている。
ただ、インドの財閥タタ・グループが運営するインド南部のケース工場で製造された部品のうち、アップルのサプライヤーである鴻海(ホンハイ)精密工業に納品される合格品は全体の約半分。
アップルは不良品の比率をゼロにする目標を掲げており、目標が達成できていないという。同紙によると、物流、関税、インフラの問題もあり、インド事業の拡大プロセスが遅れている。
アップルとタタのコメントは取れていない。
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