[19日 ロイター] - パソコンのキーボードに不具合が起きやすいことを知りながら隠していたとして、米国の消費者らがアップルを相手取り起こした集団訴訟で、同社は5000万ドル(約69億円)を支払う和解案に同意した。
この和解案はカリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所に18日提出された。裁判官の承認を得る必要がある。
問題となっているのは、アップル製ノートパソコン「MacBook(マックブック)」シリーズのバタフライキーボード。
和解案はカリフォルニアやフロリダなど米7州で2015─19年にかけ、マックブックや「MacBook Air(マックブックエア)」、「MacBook Pro(マックブックプロ)」を購入した顧客が対象。
アップルは和解に当たり、不正行為を否定した。
原告側の弁護団によると、キーボードを複数交換した顧客には最大395ドルが支払われる見込み。
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