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アップルの追跡ツールは違反、欧州プライバシー活動家が申し立て

[ベルリン 16日 ロイター] - 欧州のプライバシー活動家、マックス・シュレムス氏が率いる個人情報保護団体「Noyb」は16日、米アップルのオンライン追跡ツールについて、iPhone利用者の同意なしに利用者データを保存し、欧州の法律に違反しているとして、ドイツとスペインのデータ保護当局に申し立てを行った。

欧州連合(EU)のプライバシー規制に関連して、アップルに対して大規模な対応が取られるのは初めて。

Noybは、交流サイト最大手の米フェイスブックに対するプライバシー関連訴訟2件に勝訴したこともある。アップルは直ちにコメントを出せないと述べた。

アップルはこれまで、同社のプライバシー保護は高水準だと説明。iPhoneの基本ソフト(OS)「iOS」の最新版を今秋リリースするに当たり規則を強化すると述べていたが、9月に来年初めまで計画を延期するとした。

今回の申し立ては、全てのiPhoneを設定する際に自動的に生成される、いわゆる広告識別子 (IDFA)という追跡コードに関わるもの。

機器に保管されるコードを利用してアップルや第三者は、利用者のオンライン行動や消費の好みを追跡することができる。フェイスブックのような企業が、利用者が興味を持つような内容に的を絞った広告を送るために必要不可欠な機能だ。

Noybの弁護士、ステファノ・ロセッティ氏は「アップルは、ユーザーの同意なしに、携帯電話にクッキーに匹敵するコードを配置している。これはEUのプライバシー法に明確に違反する」と指摘。EUの「eプライバシー指令」は、こうしたツールのインストールや集めた情報の利用前にユーザーの同意を必要としている。

アップルが計画している新たな規則では、第三者のアクセスは制限するが、アップルのアクセスは制限しないため、ロセッティ氏の主張に影響はない。

調査会社カウンターポイント・リサーチによると、iPhoneは、ヨーロッパで販売されるスマートフォンの4台に1台を占めている。

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