[フランクフルト 15日 ロイター] - 米半導体大手クアルコムQCOM.Oが米アップルAAPL.Oを相手取り起こした特許訴訟で、ドイツ・マンハイム地裁は15日、根拠がないとしてクアルコム側の訴えを退ける判断を下した。
別の訴訟でミュンヘンの裁判所は先月、クアルコムの訴えを認め、一部iPhoneの販売差し止めを可能とする判断を示している。
アップルは声明で「判断に満足している」「クアルコムが裁判所を使って、世界中で複数の訴訟や手続き対象となっている違法行為から人々の注意をそらしており遺憾に思う」とコメントした。
クアルコムは上訴する方針を表明、エグゼクティブバイスプレジデントで法務顧問のドン・ローゼンバーグ氏は「アップルは当社の特許を侵害してきた経緯がある」とし、「マンハイム地裁の判断に同意せず、上訴する方針だが、世界でアップルに対し当社の(知的財産関連)権利を行使し続けていく」と話した。
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