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アップル、四半期利益・売上高が予想超え iPhone販売好調

[28日 ロイター] - 米アップルが28日発表した第2・四半期(3月27日まで)決算は、売上高と利益がそろって市場予想を上回った。高速通信規格「5G」に対応するiPhone12や自社チップを搭載した新型パソコン「Mac(マック)」などの販売が好調だった。900億ドル規模の自社株買いも発表した。

米アップルが28日発表した第2・四半期(3月27日まで)決算は、売上高と利益がそろって市場予想を上回った。写真はアップルのロゴ。2016年6月撮影(2021年 ロイター/Stephen Lam)

ただ、世界的な半導体不足がMacやタブレット端末「iPad」の売上高を数十億ドル下押しする可能性があるとの見通しを示した。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で半導体不足の問題について、第2・四半期は供給のバッファーを活用することで、自動車メーカーが直面しているような問題を回避したと説明した。

ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、半導体不足の影響で第3・四半期の売上高が30億─40億ドル下押しされる可能性があるとの見方を示した。

クック氏は、影響を受けるのは主にiPadとMacだとした上で、旧式の技術で製造される半導体の調達に困難が生じる可能性があると指摘。こうした半導体の調達では他業種と競う状況にあるとし、供給不足の問題がいつ終息するか予測するのは「極めて困難だ」と述べた。

マエストリ氏は第3・四半期の売上高について、前年比で「力強い2桁」成長になると予想した。一方、iPhone12の発売時期がずれ込んだ影響で、前期比では通常より大幅な減収になるとの見通しを示した。

第2・四半期の売上高は896億ドル、1株利益は1.40ドル。リフィニティブのまとめたアナリスト予想はそれぞれ774億ドル、0.99ドルだった。

クック氏はロイターに対し「米経済にとり非常にポジティブな兆候を確認している」とし、米景気回復への期待を表明した。

iPhoneの売上高は479億ドルで、ファクトセットのまとめたアナリスト予想の414億ドルを上回った。

新型コロナウイルス流行に伴うリモートワーク・ラーニングなどの広がりを背景にMacやiPadの販売も好調。Macの売上高は91億ドル、iPadは78億ドル。市場予想はそれぞれ68億ドル、56億ドルだった。

クック氏は、Macに搭載された自社開発半導体「M1」に対し、顧客から大きな反響があったと指摘した。

ワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッド)」や紛失防止トラッカー「AirTag(エアタグ)」などのアクセサリー部門の売上高は78億ドル、アプリ販売サイト「アップストア」などのサービス部門の売上高は169億ドルで、ともに市場予想(74億ドル、155億ドル)を上回った。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワル氏は、iPhoneが最大のけん引役だっとし、消費者による5Gへの切り替えを示していると指摘した。また「(政府の)現金給付やワクチン接種の成功がテクノロジー製品全般の需要押し上げに寄与している」と述べた。

クックCEOによると、自社プラットフォームの有料登録会員は6億6000万人と、前四半期の6億2000万人から増加した。

中国都市圏での売り上げは87.5%増の177億ドル。伸びは前四半期の57%から加速した。

自社株買い計画に加え、配当を7%引き上げ、1株当たり0.22ドルとした。市場予想は0.21ドルだった。

*会見の内容やアナリストのコメントを追加しました。

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