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サウジアラムコ、昨年純利益は前年比46%増 過去最高

 サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが3月12日発表した2022年純利益は1611億ドルと、前年から46%増えて過去最高水準だった。エネルギー価格高騰や販売量増加、精製マージン拡大などが追い風になった。2019年12月、同国アブカイクの石油施設で撮影(2023年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ドバイ 12日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが12日発表した2022年純利益は1611億ドルと、前年から46%増えて過去最高水準だった。エネルギー価格高騰や販売量増加、精製マージン拡大などが追い風になった。

22年のフリーキャッシュフローも前年の1075億ドルから1485億ドルに増加し、過去最高を記録した。

設備投資は18%増の376億ドル。今年は450億─550億ドル前後を予定しており、生産能力を27年までに日量1300万バレルまで引き上げる計画も順調に進んでいるという。

一方でアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は「予見可能な将来にわたってわれわれは石油とガスが引き続き必要不可欠(なエネルギー源)と想定している点からすれば、業界全体の過小投資リスクは現実味を帯びている」と指摘。これらの課題解決に向けて、温室効果ガス排出量をさらに削減できる新たな低炭素化技術にも投資していると明かした。

22年第4・四半期の配当額は195億ドルで、前期比4%の増額となった。

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