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アルケゴス創業者、米検察が詐欺罪などで起訴後に保釈

 4月27日、複数の大手金融機関に多額の損失をもたらし、昨年経営破綻した米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの創業者ビル・フアン被告が27日、詐欺罪などで起訴された後、裁判所に保釈が認められた。ニューヨークで撮影(2022年 ロイター/Shannon Stapleton)

[27日 ロイター] - 複数の大手金融機関に多額の損失をもたらし、昨年経営破綻した米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの創業者ビル・フアン被告が27日、詐欺罪などで起訴された後、裁判所に保釈が認められた。

アルケゴスはレバレッジを利かせた投資に失敗し、取引相手だった野村ホールディングスやクレディ・スイス、ドイツ銀行などが数十億ドル規模の損失計上を余儀なくされる事態になった。

フアン被告はアルケゴスの最高財務責任者(CFO)だったパトリック・ハリガン被告とともに27日に逮捕された。検察当局は、フアン被告がアルケゴスの借り入れ枠を増やす目的で銀行にうそをつき、大々的な株式投資に動いた上に、デリバティブを駆使して原資産となった保有株の相場操縦による価格引き上げを企てたなどと主張し、11件の罪で起訴。同被告が無罪を申し立てていた。

その後裁判所は、フアン被告から2カ所の不動産と500万ドルの差し入れや、行動範囲をニューヨーク地域に制限することなどを条件に保釈を承認した。

3件の罪で起訴されたハリガン被告も罪を認めず、100万ドルの差し入れで保釈が認められた。

フアン被告と法人としてのアルケゴスは、米証券取引委員会(SEC)から相場操縦などの問題で民事責任を追及する訴訟も提起されている。

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