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「アークティック2」も撤退しない方針=萩生田経産相

萩生田光一経済産業相は1日の閣議後会見で、ロシア北極圏での液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」について、撤退しない方針を明言した。写真は、2021年10月4日、首相官邸に入ってきた萩生田氏。(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 1日 ロイター] - 萩生田光一経済産業相は1日の閣議後会見で、ロシア北極圏での液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」について、撤退しない方針を明言した。

萩生田経産相は3月30日の衆議院経済産業委員会で、「アークティック2」について「事業を止めることは現時点で考えていない」と述べた。

この発言の意味を問われ「撤退しない方針との趣旨」と答えた。ただ「EUの規則が改正され、欧州法人からエネルギーセクターのロシア法人に対する新規投資が禁止されたと認識している」とし「アーク2に及ぼす影響について精査・分析の上、適切に対応したい」とも語った。

ロシア・サハリン沖の原油・LNG開発プロジェクト「サハリン1・2」については、すでに撤退しない方針を明らかにしている。

同事業の意義について萩生田経産相は、「サハリン1」は原油輸入の9割を中東に依存する日本にとって貴重な中東以外からの原油調達先であること、「サハリン2」はLNG輸入の約9%を占め、発電電力量の約3%に相当することから、日本の電力・ガス需給に不可欠なエネルギープロジェクトだと説明。そのうえで「自国で権益を有し、長期的な資源の引き取り権が確保されており、現状のようなエネルギー価格高騰時には市場価格より安価に調達できることなどから、エネルギー安全保障上きわめて重要なプロジェクト」と述べ、撤退しない方針を改めて示した。

ロシアのプーチン大統領が4月1日からロシア産天然ガスの代金をルーブルで支払う必要があるとの法令に署名した。

萩生田経産相は、ガスの内容や販売方法、会社の規模などの詳細をロシア側が発表していると聞いているとし「直ちに日本に対して影響があるとは思っていないが、しっかり注視していきたい」と述べた。

米投資ファンドのベインキャピタルが東芝の買収を検討してると一部で報じられたことに関しては「個別企業の案件であり、コメントは差し控える」とした。ただ「(東芝は)原子力や半導体など国家の安全保障にかかわる重要技術を有する企業。関係する事業が維持・発展していくことが需要。このような観点から、今後の動向を注視していきたい」と述べた。

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