[ブエノスアイレス 4日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは4日、アルゼンチンの事業を拡大し、現地通貨ペソで仮想通貨を直接売買できるようにすると発表した。同社はこれまで、同国では仮想通貨の買い手と売り手を引き合わせる仲介プラットフォームとしての事業のみを行ってきた。
アルゼンチンはインフレ率が100%を超えているため、仮想通貨の魅力が増している。一方、バイナンスと同社のチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)は、米国で違法な交換所を運営したなどとして、商品先物取引委員会(CFTC)から先月提訴された。
バイナンスの南米南部担当ディレクター、マキシミリアノ・ヒンツ氏はロイターに書面で、アルゼンチンは重要な市場であり、「現存する市民の需要」に基づいて事業を拡大したと説明した。
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