August 20, 2019 / 11:37 PM / in a month

アルゼンチン、再格下げも ドル建て債務が弱点=フィッチ幹部

[ブエノスアイレス 20日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスのソブリン格付け責任者ジェームズ・マコーマック氏は20日、通貨ペソが一段と下落して同国債がデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高まった場合、再度格下げする可能性があると述べた。

訪問先のブエノスアイレスでロイターのインタビューに応じた。

アルゼンチンでは11日に行われた大統領選挙の予備選で左派のフェルナンデス元首相が親ビジネスの現職マクリ大統領を抑えて首位となり、ペソが先週18%下落した。これを受け、同国が抱える多額のドル建て債務の返済を巡り不透明感が高まっている。

マコーマック氏は「アルゼンチン政府は国内でも海外でも外貨建てで借り入れを行う傾向があるため、外貨建て債務への依存が同国のソブリン格付けの弱点だ」とし、「為替変動に対する脆弱さにさらされる」と述べた。

フィッチは16日、アルゼンチンの格付けを「B」から「CCC」に引き下げた。

マコーマック氏は当地で行ったプレゼンテーションで「CCC」格付けについて、債務再編またはデフォルトの「可能性がある(possible)」との見方を示すもので、「可能性が高い(probable)」ことを意味するものではないと説明した。

ロイターのインタビューでは、デフォルトの可能性を高める政策変更が行われるかどうかが一段の格下げを判断する要素になると指摘し、ペソの一段の下落やマクロ経済への信頼失墜を招く政策がその一例だとした。

マクリ大統領が先週発表した所得税減税などの経済対策については、財政に若干のマイナス影響を及ぼすものの、格付けに一段の打撃をもたらすほどではないとの見方を示した。

マコーマック氏はまた、格付け見直しは通常年2回行うが、アルゼンチンの場合は状況が急速に変化する可能性があるとし、継続的に評価を行うと述べた。

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