September 25, 2018 / 11:42 PM / 3 months ago

アルゼンチン中銀総裁が辞任、IMFと支援協議中 ペソ下落

[ブエノスアイレス 25日 ロイター] - アルゼンチン中央銀行は25日、カプト総裁がマクリ大統領に辞表を提出したと発表した。アルゼンチンは現在、追加支援を巡り国際通貨基金(IMF)を協議を重ねており、中銀総裁の辞任はマクリ氏に打撃を与えそうだ。

 9月25日、アルゼンチン中央銀行は、カプト総裁(写真)がマクリ大統領に辞表を提出したと発表した。ブエノスアイレスで5月撮影(2018年 ロイター/Marcos Brindicci)

辞任は個人的な理由としている。辞任公表を受け、アルゼンチンペソが下落した。

元経済相のカプト氏は6月に中銀総裁に就任。わずか3カ月での辞任となった。また、中銀総裁の辞任は今年に入り2回目。

トレーダーらによると、アルゼンチンペソARS=RASLは午前の取引で全国ストを背景とした薄商いの中、一時7%近く下落したが、中銀介入を受け3%安の1ドル=38.50ペソで取引を終えた。

メルバル株価指数.MERVは、売り上げをドル換算するエネルギー株が主導して2%超上昇した。

大統領府は、副財務相(経済政策担当)を務めるグイド・サンドレリス氏をカプト氏の後任に起用する人事を発表。声明で「今回の辞任は個人的な理由によるもので、IMFとの新たな合意が財政、金融、為替相場の信頼を再構築すると信じている」と表明した。

サンドレリス氏は声明で「価格の安定性と予測可能性を回復する」意向を示すとともに、主な目標はインフレ軽減だと述べた。通貨ペソの下落により同国のインフレ率は今年40%に達するとみられており、マクリ政権は対応を迫られている。サンドレリス氏はドゥホブネ経済相に近い人物。地元メディアによると、カプト氏はこの数週間、危機時の金融政策を巡り経済相と意見の相違があったという。

ドゥホブネ氏はサンドレリス氏支持を表明。「財務省で財政赤字克服に向けて取り組んできたように、サンドレリス氏率いる中銀でインフレとの戦いを始めよう」と語った。

フィデリティのポートフォリオマネジャー、ポール・グリア氏は「IMFとの交渉は予想より長期化しており、カプト氏辞任は投資家に不透明感を与えるだけだ」と述べた。

IMFは声明で、サンドレリス氏と仕事に望むことを楽しみにしており、「非常に短期間に」アルゼンチンとの交渉妥結を模索しているとした。

デルフォス・インベストメントは、政策が見通しやすくなるまでペソの値動きが大きい状態は続くと予想。「カプト氏の辞任で、IMFと交渉する中で金融・為替政策が再構成される可能性もある」と指摘した。

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