[24日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは24日、アルゼンチンの外貨建て格付けを「CCCマイナス」から「C」に引き下げた。23日に発表された大統領令で公的機関に対し保有する一部のドル建て国債の売却または交換を義務付けたことを受けた。
フィッチは、この大統領令は一方的な交換と強制的な通貨の転換を伴うとし、「C」への格下げはデフォルト(債務不履行)が差し迫っていることを反映したとした。交換が実施されれば、格付けは「一部債務不履行(RD)」に引き下げられるという。
現地通貨建て債券は大統領令の影響を受けないが「返済能力が依然として大きく損なわれている」として、アルゼンチンの長期現地通貨建て格付けを「CCCマイナス」で据え置いた。
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