[2日 ロイター] - ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームによる中国合弁事業の売却を当局が妨げていると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が2日報じた。
報道によると、業績不振の合弁会社アーム・チャイナをソフトバンク・ビジョン・ファンドの新会社に譲渡する書類を昨年5月ごろ規制当局に提出したが、確認の手続きがされないままになっている。
ただ当局が方針を変更して作業を開始する可能性もあるという。手続きの完了には5─10日を要する。
当局者はFTに、中国はこのタイミングでアームを失いたくないと述べた。
「米中間の半導体を巡る対立はますますエスカレートしており、アームは中国の半導体産業にとって必要不可欠な存在だ」と語った。
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